障がい者アスリートの雇用に関する調査
2016.12.19
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インタビュー調査 (1/3)
日本メドトロニック株式会社
■取り組みのポイント
- 競技のオンシーズン、オフシーズンに合わせて出勤日と業務量を調整
- アスリート本人のキャリアに対する考えを踏まえ、担当業務をマッチング
- アスリートとしての活動も仕事の一環と考え、年間の活動費のうち一定額を補助
■企業概要
<事業内容> 医療機器の製造・販売
<ホームページ> http://www.medtronic.co.jp
<従業員数> 約1,250名(2016年2月現在)
初めての障がい者アスリートの採用、必要な配慮や体制はアスリートに合わせて整備
Q:現在の障がい者雇用の状況について教えていただけますか?
(肥後さん)現在の雇用数は約15名です。弊社の業務には、営業職や病院を訪問し機器の使い方をサポートする業務など様々あるのですが、障がい者の方々には主に事務職を担当していただいています。
Q:障がい者アスリートの雇用はいつ頃からスタートしましたか?
(肥後さん)当社における障がい者アスリートの雇用は、2014年からとなります。実のところ、障がい者アスリートだから採用したのではなく、知人から紹介された方が電動車椅子サッカーの選手だったため、彼に合わせて必要な配慮や体制を検討し、整えていったという状況です。
Q:障がい者アスリートの初めての採用に対して、不安はありませんでしたか?
(肥後さん)不安はありませんでした。面接の過程でも、本人と十分に話ができていたため、障がい者アスリートであることは関係なく、当社に来て欲しいという思いがありました。むしろ迎え入れるにあたり、入社後のアスリートとしての活動と業務をどのようにマッチングさせていくのかが課題でした。
人事本部 シニアHRマネジャー
肥後忠典さん
Q:三上さんはいつ頃から電動車椅子サッカーを始められたのですか?
(三上さん)小学校3年生くらいから始めて、かれこれ15年以上になります。私は横浜出身で、横浜市には障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」という施設があります。そこで開催されていたスポーツ体験イベントに参加したのが電動車椅子サッカーとの出会いです。
Q:試合の開催頻度は、どれくらいですか?
(三上さん)まず、所属しているクラブチームの大会があります。さらに関東代表、日本代表など、強くなるほど所属が増え、出場する大会も増えていきます。私は現在、遠征を除いても月1回は試合があり、練習も土日を使って週1〜2回参加しています。
人事本部 三上勇輝さん
(電動車椅子サッカー 日本代表候補)